今日の湯布院は晴れで、散策にぴったりのお天気です。
さて本日は、大分県が世界に誇る小鹿田焼とイギリスを代表する陶芸家バーナード・リーチのコラボ企画展示会のご紹介です。
20世紀英国を代表する工芸家《バーナード・リーチ》氏はイギリス留学中の高村光太郎との親交がきっかけで日本に興味を持ち、実際に何度も来日された親日家だったようです。
そんな氏が初めて小鹿田焼の里を訪れたのは昭和29年、3週間もの間滞在、陶器づくりにいそしみ、小鹿田焼とその生活、風景を心より愛したそうです。その後広く世界に小鹿田焼や日田市の名を広めてくれました。
滞在から約10年後に再び小鹿田を訪れ、その技術や風景が変わらないことに加え「伝統の心」が受け継がれていることを大変喜んだと伝えられています。
そんなリーチ氏が愛した地は、先の水害で大きな被害を受けてしまいました・・・
そんな今だからこそ、一子相伝で300年もの間受け継がれてきた、小鹿田焼の伝統を守り続ける心と、それを愛したリーチの作品に触れる機会をお持ち頂きたい!との思いで、今回の企画が実現したそうです。
そして会場は小鹿田焼と共に歴史を歩んできた豆田町です。
ご都合がつく方や興味のある方が、足を運んで下さる事も立派な災害支援ではないでしょうか。
※現在、小鹿田焼の里(皿山地区)は災害復旧中の為、直接の里への訪問はしばらくの間ご遠慮頂いているようです。里にある小鹿田焼陶芸館は災害後休館中ですが、豆田まちづくり歴史交流館にて来春までの予定で陶芸館の資料が常設展示されています:入館無料
《バーナード・リーチ展》
開催期間
平成29年9月26日(火曜日)~平成29年10月18日(水曜日)
会場:天領日田資料館
時間:午前9時~午後5時
料金:310円
休館日:期間中無休